| 世界平和研究所(IIPS)は中曽根さんを会長として、1988年6月に設立されました。当時は、冷戦の最終末期を迎え従来のシステムが機能不全に陥りながら、新しい枠組みが出現していないという不安定な転換期にありました。世界は破滅的な全面戦争から内乱、テロリズムに至るまでの潜在的、現実的脅威にさらされ、また経済的には自由な経済秩序が崩壊するという危険性が日増しに増大していく状況にありました。 このような国際情勢下に、国際的に高い名声と大きな影響力を持つ国際問題研究機関を育成することの重要性から、世界平和研究所は「世界的な視野を持ち、国際的に開かれた政策研究・提言機関」たることを目的として、広く政界・官界および経済界の強い支援を得て発足しました。 創立10周年を迎えた1998年、中曽根さんは次のように語っています。 「世界平和研究所(IIPS)の設立を思い立ったのは、私が総理時代、日本には政府の財政的支援を受けない独立の、政治経済の調査、政策立案を行う有力な公益法人が少ないことを痛感し、日本が世界のリーディングパワーに発展していくために、総理を辞めたら直ちにそれを設立しようと決心したのである。 幸いに1988年、財界および学界の協力と、政府からの間接的支援を得て、現在のIIPSを創立することができた。その後、IIPSは順調に発展し、固有の研究指導者や幹部研究員と有力会社からの派遣および政府各省庁からの人材派遣を得て、機能は充実した。 日本国内および国際的な安全保障や外交、経済、行政機構改革、教育政策などについて政府に提言し、新分野総合雑誌に政策を発表し、また、世界各国でセミナー、シンポジウムなどを開催して知的交流に努めた。また、それらの仕事を通じて当研究所に派遣された人材を養成し、日本の各界に還元してきた。 ここに創立10周年を迎え、また、21世紀を展望してさらに大きな飛躍を遂げるよう、所員一同決意を固めている次第である。」 世界平和研究所 オフィシャルホームページ |
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